サッシが閉まらない!鍵がかからない!
【施工前】
「サッシに隙間があり、鍵もかからない」
「あたらしいま窓に交換したい」
とのご相談を受け現場調査に伺いました。
お伺い後すぐに、簡単な計測をしたところ窓交換だけでは、
対応できないことがわかりました。
地震などによる影響で、家の基礎・地盤が沈下し、
柱も倒れ気味なことで、サッシがうまく納まっていません。
【施工前】
4枚建てのテラス窓が2つ並んでいたのですが、
右側のサッシの下に大きな隙間があります。
計測してみた所、サッシを閉めると上側は枠とピッタリ。
ですが、下側では隙間が36ミリ!!
これでは、真ん中のカギがかからないのも無理はありません。
土台・基礎が↙方向に大きく下がっているため、
その歪みがサッシにモロに影響していました。
土台基礎が沈下し、サッシが斜めになっていた!
【施工前】
仮に窓だけを水平垂直に直しても、
今度は斜めのままの室内の床と、窓が水平でなくなる上、
外から見た時には、まるで窓の方が斜めについているように見えてしまうからです。
そこで、家の下がっている土台を持ち上げ、
家屋が水平になったところで、床や窓を交換するというプランをご提案をさせて頂きました
【施工中】
上の写真は窓周りのモルタル外壁を剥ぎ、
土台(サッシ下の横になっている木材)と基礎を切り離して、
木材を詰め仮に浮かせた状態です。
詰まっている木材の高さ分(40ミリ強!!)↙方向に家屋が下がっていました。
サッシを取外し→土台上げ→サッシ付け直し→外壁貼り直しで終了(広縁の床も張り直しました)
【施工中】
サッシの一部からエアコンの配管を通していた為、
新たにサッシを付ける際に何とかして欲しいとのリクエストを受け、
配管部周りに新たな壁を作り、サッシの幅を小さくして納めました。
新たに貼る外壁はモルタル外壁でなく金属サイディングにすることで、
大きく予算を抑えました。
【施工後】
完成です。
元にあった単板ガラスのアルミサッシを、アルミと樹脂の複合サッシ
【エピソードNEOⅡ-B】のLow-eガラス仕様にて納めました。
広縁の床も貼り直し、奥にある和室との床段差をなくしバリアフリーに仕上げました。
水平垂直の建付けも良くなり、広縁沿いがグッと暖かくなり大変喜んでいただけました。
サッシの開閉でお悩みの方、あきらめずにご相談ください。